羽黒高校3年普通科プロジェクトスタディ杉並木グループ(12名)では、今年度羽黒山杉並木保存のためのクラウドファンディングに挑戦し、目標金額100万円に対して最終的に115万2千円の支援を得ることができました。本日、杉並木を管理している出羽三山神社への贈呈式を行いました。
羽黒高校普通コースの探究授業「プロジェクトスタディ」で、羽黒山の杉並木の保存について考える活動を行ってきました。出羽三山神社や手向地区の方々から話を聞き、羽黒山杉並木の現状について理解を深める中で、杉並木の保存には多くの資金や人手が必要だと知り、少しでも協力できることはないかと考えた結果、今回クラウドファンディングに挑戦することにしました。
参道に杉並木が植林されてから約400年の年月が経っており、中には倒壊の恐れのあるものもあります。羽黒山は山道で中に重機を入れることができないため、傷んだ木の伐採や運搬等の作業には多くの人手が大量に必要となることから、人手不足も一つの問題となっています。さらに、伐採や保存のための資金不足もあり、鶴岡市からの補助金だけでは広大な羽黒山を管理することは難しいのが現状です。
今回のこのクラウドファンディングは「READYFOR株式会社」を通じて令和4年11月18日から令和5年1月10日まで実施しました。クラウドファンディングの目標金額は100万円とし、成立した場合、枯死した参道の杉の木3~4本分の伐採費用として出羽三山神社に寄付することとしました。
支援額は最後まで伸び悩みましたが、目標達成に向けて年末年始に最後の呼びかけをチラシやSNS等で行ったことで支援が広がり、募集最終日の1月10日に目標金額をクリアすることができ、最終的に115万2千円の支援を得ることができました。ありがとうございました。今後、支援者には支援の感謝を伝えるメールや写真・動画などをリターンとして送ります。また、クラウドファンディング支援者の名前を今回の活動報告とともに随神門付近に掲示させていただきます。